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こんにちは!totohaです。
今回平松謙三さんのフォトエッセイ
「黒猫ノロと世界を旅した20年」をご紹介します。
あぁエッセイの気分だなぁ。
と思いながら本屋をウロウロしていた時に
パッと目に入った本書。
動物好きの私にはもってこい!
最近特に黒猫は魅力を感じています。
本当にかわいいんですよ…!!
そんなこんなで感想をつらつら書きたいと思います。
こんな人におすすめ!
・猫(黒猫)が好きな人
・ペットとの旅行に興味がある人
・1匹の猫のニャン生を見たい人
あらすじ
ある日、東京のとある町の片隅で、カラスに狙われていたところを保護された小さな黒猫。
なんの因果か、よりによって猫ぎらいだった著者のもとにやってきたその「黒いの」は、
ノロと名付けられて一緒に暮らすことに。
やがて世界37カ国を一緒に旅することになるノロと著者の、出会ってからの20年を綴った
ノンフィクション。
黒猫ノロと世界を旅した20年 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション ハーパーコリンズ・ノンフィクション NF82) [ 平松謙三 ] 価格:1,650円 |
人と猫の旅。
そして人生とニャン生の物語。
最後は涙なしでは読み進められません。
それでは感想を書いていきます!
読んだ理由
黄色い背景に真っ黒の猫。なかなか目立つ表紙で目に入ってきた1冊でした。
私自身数年前に黒猫を保護したこともあり、黒猫に縁を感じて
どんな内容かはさておきぱらっと見て購入しました(笑)
タイトルからわかる通り猫が旅するの?
という斜め上の発想にも惹かれました。
心に残るシーン
私の中での飼い猫というのは基本的に家の中で
気ままに生きている子、あるいはたまに
外にお散歩に行く子などのイメージでしたが
この「ノロ」は世界を旅する猫。
乗り物に乗ることや慣れないホテルに泊まることは
得意としないのではないかということを
なんなく受け入れるすごい猫でした。
まさしく大もの。
(実家の猫達はみんな車が好きじゃないです…)
初めて行ったホテルでも部屋中のパトロールを済まし
問題がなければ椅子の上でお腹を出して寝てしまう強者!
写真も掲載されていますが本当にくつろいでいて
笑ってしまうほどでした。
著者曰く
ノロは自分の生活環境が整えられていて、そこにおうちの人の気配や荷物があれば
どこでも安心して過ごすことができる猫だったように思う。
ノロにとっては「おうちの人のいるところがボクの家」ということなのだ。
人と猫の絆を感じたシーンでした。
こんな風に猫が思っていてくれたら
嬉しくてたまらないです。
家族であることが誇らしくなります。
本書最終章の「最後の22日間」
20歳という年齢もあり元気に過ごしていたノロにも
少しずつ変化が現れ始めます。
私が特に心に残ったというか奪われたシーンです。
私たち人間より4倍も速いスピードで日々を過ごす猫。
どう足掻いてもその差は埋まりません。
迎えた時から見送る時まで。
よろしくね、からありがとう、までが
ペットを飼うことなんだと改めて思うところでした。
読み手の私としては
ノロは間違いなく幸せだったと思うのです。
まとめ
かなりかいつまんだ感想でしたが
他にも
旅先で出会う人々との交流
思ってもみなかったトラブル
そしてお散歩との出会い
たくさんの過ごした時間と経験が
詰め込まれたエッセイでした。
写真がふんだんに使われているので
世界の景色を見れるのも嬉しいし
その景色にノロがいるものもまた嬉しいです。
これがフォトジェニックか!と。
また、旅の終盤は国内旅行も楽しまれていたようです。
ペット連れのご旅行が気になる方は国内旅行から
はじめてみるのも良いかもしれません。
最後のページのノロ、とってもいい顔です。
旅は人だけでなく猫のニャン生にさえも
たくさんの刺激と思い出をくれるものなんですね。
ノロの20年、是非見届けてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
黒猫ノロと世界を旅した20年 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション ハーパーコリンズ・ノンフィクション NF82) [ 平松謙三 ] 価格:1,650円 |
2022年2月に出版された文庫もありました。
今回ご紹介した単行本より以前に書かれている本です。
気になる方はこちらも^^
世界を旅する黒猫ノロ 飛行機に乗って37ヵ国へ (河出文庫) 価格:869円 |
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