こんにちは!totohaです。
今回は映画「メタモルフォーゼの縁側」を鑑賞しましたので感想をつらつら書きます。
17歳と75歳の友情物語。
あぁ私も入れてくれと思うほどの優しい世界の物語。
それではさっそくお話ししていきます!
作品情報
公開年:2022年
制作国:日本
ジャンル:ドラマ、友情
:狩山俊輔
脚本:岡田惠和
音楽:T字路s
タイトル:メタモルフォーゼの縁側
2024年3月にこちらで鑑賞しました
見放題だとHuluでも観れるようです!
あらすじ
17歳の高校生、佐山うららと75歳の老婦人、市野井雪。
二人はうららの働く本屋で店員と客として知り合う。
雪がたまたま手に取った綺麗な表紙の漫画は「BL漫画」だった。
知らない世界に飛び込んだ雪は漫画に夢中になり続きを読むため本屋に通う。
またうららもオープンにはしていないがBL漫画を読むことが好きで
二人はこの共通項から仲を深めていく。
そして漫画を「読む」だけではなく「描く」という挑戦をすることに。
詳しくは予告をどうぞ!
感想
とにかく悪い人の出てこない作品で最後まで安心して観れました。
少しドキドキするシーンはありますが悲しいことの起こらない作品です。安心して観てください。
以下ネタバレを含む感想になりますので鑑賞前の方はご注意ください。
こんな人におすすめ
・ほっこり、ふんわり、優しい世界を楽しみたい方
・背中を押されて本気の挑戦をしてみたい方
・思春期特有の羞恥心や焦燥感を思い出したい方
3つ目に関しては少し偏ってしまいましたが
懐かしさを感じたのでオーバー30の方々には通じるかと思います…笑
青春は誰とでもいつでも
とにかく前向きでチャーミングな雪さん。
なんだか自信が持てない思春期真っ只中のうららさん。対照的な二人の友情の物語。
一見アンバランスな二人でもBLが好きという気持ちひとつでつながりは深まるものなんですね。
おそらく二人の相性も抜群によかったこともあると思います◎
雪さんは暑くて涼みに入った本屋でまさかBL漫画を買うとは思わなかっただろうし、それをきっかけに17歳の友達ができることなんてもっと想像つかなかったはず。
75歳だって新しい好きに出会えるし、新しい友人もできる。いつ何が起こるかわからないのが人生。
生きてるだけで意外と奇跡起こってる!と思わずにはいられません。
一方BLが好きなことを隠している17歳のうららさんは最初こそ探りながらだったけど
おすすめを紹介してほしいと言われ刺激が強い漫画は控えようかなんて相手を思って悩む姿や
イベントに誘うも雪の腰の状態から人混みに連れ出すのは大変だろうと勉強があるから行けないと
嘘をついたり。
人を傷つけない優しい嘘が言える彼女は本当に優しい子なんです…
こんな風に優しい居場所ができるなんて少し、いや結構羨ましく思います。
背伸びせず等身大でいられるのは雪さんがおおらかで落ち着いた人柄だということもあるのだろうなと思いました。
雪さんの手料理
私的注目ポイントとしてはなんといっても雪さんの作る手料理!たまらなくおいしそうなんです!
カレーにはすりおろしたりんごを入れるほど丁寧だしイカと大根の煮物はすぐにでも食べたいくらいいい色に染みてたな…
天ぷらも食べてみたい。塩で。笑
誰しも食べたくなるおいしそうな料理たちにも注目していただきたいです。
おまけ
二人をつないだ作品「君のことだけ見ていたい」
読みたいなぁと思ったのですが残念ながら単行本化も配信もされていないようでした…伝説の漫画ですね(私的)
ちるちるコンテンツ部さんがボイスコミックを配信されていました!
全編ではないのですが観れるので気になる方は是非。とにかく一言「良い。」です。
まとめ
長々書きましたが「メタモルフォーゼの縁側」感想でした。
もうひとつ印象的だったシーンがあって
うららさんは同級生への嫉妬心から溢れた感情の処理が追いつかず葛藤して葛藤してどうしていいかわからなくなってしまい
BLの話で盛り上がる中、心の中で雪さんに問います。
「雪さんが私だったらどうしますか?」
すると現実の会話の流れから
「私がうららさんだったらね、もう描いてみちゃうかもしれないわ、自分で」
「うららさんこんなに読んでて自分で描いてみたくならないの?」
ここからうららさんの挑戦が始まり雪さんと一緒に漫画を作っていきます。
この挑戦から漫画を描きあげたこと、販売会がうまくいかなかったことそれでもやってよかったと思えたことでどうしようもなかった感情が消えていくんですよね。
うららさんを見て努力するとか頑張るとかって
受け身になってたら味わえない感覚だなって思い出しました。
そう思うと単純だけど私も頑張ろうとかやってみようなんて考えたりして…
二人の友情の話だけど結局ここにたどり着くのかな、なんて思いました。
気づかせてくれてありがとう、な作品でした。
最高!
こちら原作漫画。未読ですが気になる…
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